下肢静脈瘤

病気

2014年10月下旬。転院先である自宅近くの市民総合病院から退院して、とにかく血腫が吸収されるのを待ちました。1ヶ月過ぎた辺りで車椅子から降りて松葉杖が使えるようになりました。杖無しで歩けるのはまだまだ先のように思えたので松葉杖を病院へ返して自分用の物を注文しました。

杖を使いながら歩く僕の姿を見た看護師さん達は驚いた様子で「良かったです」と声を掛けてくれましたが、皆さん、僕が再び歩けるようになることはないだろうと思っていたそうです。完治したわけではないので内心複雑な思いでした。今後については、やはり細かい検査が必要だと言うことでしたが「造影剤アレルギー」が問題となり、もっと専門的な検査が出来る病院へ検査と診察を受けた方が良いと提案され、元々、東京暮らしの長かった僕は「順天堂医院」へ連絡をとって東京の病院で調べてもらうことにしました。

それまでの検査データと紹介状を用意してもらって「順天堂医院」で相談しました。血管奇形についてはよく調べてみないと分からない。検査には造影剤を使う必要がありますが『造影剤アレルギー』については当医院では対処出来るので問題とは成り得ません。しかし血腫は腫れも引いてきて落ち着いているようなので、元々、希望していた「下肢静脈瘤」の治療をなさっては如何ですか?…と提案されましたが、順天堂医院では再発の可能性を残すレーザー治療は行っておらず、根治を目的とする血管を除去するストリッピング手術となるようでした。

ストリッピング手術は下肢静脈瘤に対する代表的な根治的手術の1つで古くから行われており、弁が壊れてしまっている静脈を抜き取ります。血管を抜去するので同じ箇所から再発することがないと言うことらしいです。小さいとは言え切開しますし。両脚となると入院期間が1ヶ月以上となることと、入院中しばらくは再び歩けない生活に逆戻りすることになります。付き添いのことも考えなくてはならず、折角、歩けるようになり始めた矢先のことで返事に困りました。大きな病院で入院することに拘っていないのであればレーザー治療を行っている病院やクリニックを紹介することも出来ると提案されたので少し考えることにしました。

杖を使えば動けるようになりましたが、段差の多い建物、階段の多いところ、滑りやすい足下…病院で借りた松葉杖では脇の下が痛くなるしタオルを挟んでいると胸の辺りとか脇腹が痛くなって辛かったです。自分の身長に合った物を何本か注文しました。

病院の売店で売ってる杖は軽いのですが丈夫ではありません。物を見比べて選びたいところなのですがそんなお店は近くにないですし、色々な会社から発売されている商品でもなく…日本製品はどれも似たり寄ったりで海外の製品の方が色々選べます。ミレニアルの製品が頑丈に作られていて使い勝手は良かったです。石突きの方も滑りにくい物に替えたりすると安定感が増します。両手は空いていた方がいいのでバッグは持たずに背負う感じですが、駅のホームや電車の中、特にバスに乗ろうとするとステップを上手く登ることが出来なかったり降りる時にも怖かったりします。



ASK

ASK

消化器系疾患を中心に10年以上の通院生活で得た、正直秘密にしておきたい知識や通院、入院生活Tipsをご紹介いたします。デジタルガジェット情報の紹介に限らず、私物(道具)などもシェアしてます。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP